企業価値をup!! ジギョケイ(事業継続力強化計画)策定のススメ ②
2024.4.4
BCP・ジギョケイ
中小企業の企業価値を高める「ジギョケイ」
災害で事業が停止しても、取引先はこちらの事業の復旧をいつまでも待ってくれません。業務再開が遅れると以下のような経営リスクが高まります。
① 代替される可能性
事業の復旧が遅れると取引先が、新しい仕入先を探してしまう可能性があります。特に企業間取引を行うB to B型の事業であれば懸念が高まります。ひとたびお客様が離れてしまうと、いざ復旧しても取引関係を取り戻すことは至難の業です。
② ビジネスチャンスを逃す可能性
災害が発生すると多くの事業者が業務停止に陥ります。調達先を失った取引先は、急いで代替できる調達先を探すことになります。もしあなたの会社がこれに応えられれば、これまで取引していなかった企業と新しく繋がれる可能性も。しかし対応できなければ、その機会を逃してしまいます。災害時は、復旧に向けた特需も生じやすいタイミング。「被災したから仕方ない」ではなく、「被災しても重要な事業を継続する」ことで、取引で選ばれる可能性が高まります。
③ 経営上の損失
上記のように既存事業を失ったり、新しい取引機会を逃すことで、本来得られるはずだった収益を得られなくなります。一方で、被災すると様々な出費が増えます。建物や設備の修復といった一時的な出費。生産・流通インフラが平常に戻るまでの間は、通常より制約が多く、運転資金も増加する傾向です。収入が減る一方で出費が増えれば、当然資金繰りにも影響が生じます。
事業継続力を高めることで、取引先からの信頼が高まり、結果として企業価値を高めることにつながるのです。
災害時の初動を検討できるジギョケイ
災害に備えて防災・減災の対策をしているだけで被害を低減できる可能性が高まります。さらに事業再開の段階でも差が。被害が少ない分だけ早い復旧が可能になります。
事業復旧まで想定した計画を作るのは大変です。そこで、初動に向けた対策を考えることから始めてみましょう。中小企業庁のジギョケイは、防災・減災の対策に重点をおいています。事業場における災害リスクを想定して、防災・減災の取り組みを考えるツールとしてピッタリです。
企業価値を高める第一歩として、ジギョケイ策定に取り組んでみませんか。
「ジギョケイ」シリーズ解説中。
ケイパビルドは、2024年春より四日市商工会議所の会報誌「商工春秋」でジギョケイのコラボ連載を行っています。4月号ではジギョケイ特集記事。是非ご覧ください。
